本日11/26中日新聞の朝刊1面記事を読んで、?となりました。

 最初に言っときますけど、記事を書いた記者さんや試験場の担当者さんを非難するつもりはありません。

海水温の上昇や排水基準の厳格化により海が奇麗になりすぎて植物の生長促す窒素やリンが不足し

海苔の色落ちや生育不良が近年多発しております。

海苔も植物です、牡蠣の餌となる植物プランクトンも影響を受け減少してます。

また、海水温の上昇することにより、海苔も牡蠣も生育が遅くなります。

三重の牡蠣の生産量減ったから、今までやったことの無い新しい漁場で飼育し出荷量増やして穴埋めする事で、三重県での牡蠣出荷量回復させる??

今ある既存の牡蠣産地にもっと、三重県として対応出来ることを考えたらと思います。

今まで、三重県は牡蠣から逃げてきましたから。

三重県の水産施策は、魚類養殖・アコヤガイ・伊勢海老・海苔がメインです。

牡蠣について聞いても、まともな返事返ってきません。

高水温に耐えられる稚貝(牡蠣の子供・種)がなんで、岡山なん?

岡山は 宮城と広島の種の交雑種になっているはず。

筏の外側に宮城種吊って、内側に広島種吊って養殖してます。

一般的に宮城種の方が成長が早く大きくなるので、年内出荷用として早く出せるからです。

浦村から的矢湾くらいまでは、宮城の種を主に使ってます。

ここ数年の宮城種を使用している三重県下の牡蠣産地の状況 三重県はご存じないようですね。

浦村の種も、宮城種のDNAって試験場知っとるはずなんやけど。

確かにやってみないと分からないかもしれませんが、鈴鹿沖であれば、木曽三川の影響で低水温見込めますし、牡蠣など2枚貝を垂下することにより、植物プランクトンを食べて海苔の成長に貢献すると思います。海苔も牡蠣もとれてWinWinやと思います。収穫時期重なるので大変かも。

何言いたいかって言うと、高水温対策・栄養塩不足(海が奇麗すぎる)などの

根本的な対策をとらず、期待できない調査してるなと思ったことです。

三重県には、既存の牡蠣産地の現状見てもっとしっかりと対策してほしい。って言いたいです。