渡利かき販売・種牡蠣販売

畦地水産

0597-32-2947

稚貝の採取から出荷まで

稚貝の採取渡利かきの養殖は、夏場7月から8月にかけて牡蠣の稚貝(種仔)を採取する「採苗」という作業から始まります。6月中旬から牡蠣が産卵し、牡蠣の子供が2週間程度海中を浮遊し、硬いものに付着する性質を利用し、頃合いを見計らって、コレクターと呼ばれる採苗器を海中に沈めます。以前、採苗不調で他産地の稚貝を導入したところ、ほとんど死滅してしまったことから渡利かきは、ここで採取した稚貝しか育ちません。

付着したばかりの牡蠣の子供は、台風などの大雨による淡水に弱いため、海水のところまで、深く沈め、海面近くまで海水となったら、浅く吊り直します。深吊りの状態で放置しないで浅く吊り直すのは、ホヤや藻などの付着物から牡蠣の子どもたちを守るためです。

採取した牡蠣の種を秋頃からロープに一定の間隔を開けて通し変えて、筏に吊るします。翌年の冬まで、手間をかけて、大事に育て、紫外線殺菌槽にて浄化後、「生食用かき」として11月ころから3月まで出荷しております。

全国でも同じ漁場で種を取ることから出来る漁場は、数えるほどしかなく、非常に恵まれた、貴重な漁場です。

渡利かき

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